ワイン?日本酒!
1200回の挑戦が生んだ極みの日本酒
その中の888回目が理想の酒に一番近かった。
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「こんなお酒があればおもしろい、現代の食にあった日本酒を造りたい」
「お客様が飲んで、おっ!、となるような感じを目指しました。
~開発責任者 長井 隆
開発に立ちはだかる2つの課題
開発責任者・長井の前に大きな課題があった。
それは、「重厚な香り」と「軽快な味」を発酵によってどう表現するのか?
そのために、長岡高専と共同研究をおこなった。
研究機関と共に「発酵」という現象を改めて検証した結果、蔵元独自の醸造法を確立することができた。
そして、1200回もの試験の結果、888回目に理想の酒に最も近いものをつくることができた。
N-888の誕生である。
酵母は、特別なものではなく、新潟の多くの蔵元でスタンダードに使われているものにもかかわらず、
バナナな洋梨を思わせる重厚な香りで、イチゴやライチのような軽快な味という、相反するものを表現する酒を醸造することができた。
「楽しい、おもしろい」を伝えられれば
蔵元は言う、
『N-888は、これまでの日本酒がよしとしてきた大吟醸のような軽快な香りや重厚さも無いお酒です。
コンテストや鑑評会の審査員の方々からすると、落第点のお酒かもしれませんが、
お客様に「楽しい、おもしろい」をお届けできるお酒であると感じております。
生活に少しでもこのお酒を通じて楽しさをお届けできたのなら幸いです。』
新潟銘醸/新潟県・小千谷市